アライコウのノベルゲーム研究所

ゲームライター・アライコウのノベルゲーム研究に関するブログです。

レビュー

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『僕はキミだけを見つめる』レビュー:ギャングと歌姫が織りなす現代サスペンス

『僕はキミだけを見つめる ~I gaze at only you~』(れいんどっぐ、PC、2006年) 本記事は2017年8月に公開していた旧ブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 現在は商業ブランドとして活躍するクリエイターたちの同人第一作。 その鮮烈なデビューは今で…

『浄火の紋章』レビュー:虚淵玄が唯一作った同人ノベルゲーム

『浄火の紋章』(EERGED、PC、2003年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 シナリオを手がけたのは、今や本邦を代表するクリエイターともなった虚淵玄氏。 キャリアの初期にはこんな作品も作っていたのかと驚かれる…

『EDEN -最終戦争少女伝説-』体験版レビュー: 未完成が一番残念だった同人ノベルゲーム

『EDEN -最終戦争少女伝説-』(LAST WHITE、PC、2008年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 多くの人に期待されていたが未完成に終わった作品。 しかし今もなお、そのインパクトは鮮烈だ。 個人サークルLAST WHITE…

『杏アフター』レビュー:杏に幸せになってほしい人へ

『杏アフター』(空白症候群、PC、2009年) 本記事は2010年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 二次創作かくあるべしというような、良質なifストーリー。 18禁が苦手でなければ、ぜひとも原作ファンにプレイしていただきたい。 ビ…

『The Law of Contradiction』レビュー:奈須きのこが大絶賛したFate二次創作ノベルゲーム

『The Law of Contradiction』(玖次元、PC、2006年) 本記事は2017年8月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 Fate二次創作ノベルゲームの中でも、今でも印象深い作品だ。 あれから長い年月が経ったが、今や『Fate/Grand Order』にバゼ…

『サンダーボルト』シリーズレビュー:不条理影絵ノベルの傑作

『君の瞳はサンダーボルト殺人事件 ~太陽はまぶしい星~』(MN2 Factory、PC、2002年) 本記事は2013年9月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 フリーの影絵ノベルといえばこれ、と未だに語り継がれるほどのシリーズだ。 後述の実況動…

『親愛なる孤独と苦悩へ』レビュー:天の同人作家に捧ぐテキスト

© 楽想目 本記事は2017年8月に公開していたブログ記事の再掲となる。 私がたまたまリアルで知り合い、Twitter上で多少の交流をした、とある同人ノベルゲーム作家の遺作についての記事である。 私がいかに衝撃を受け、感動したか……当時のプレイ直後の熱量を感…

『8月7日の雨宿り』レビュー:癒しの日常物語

『8月7日の雨宿り』(GARA-LAND、PC、2000年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 フリーノベルゲームはこういうのがありなのか、と当時感嘆させられた。 今プレイしてもその作風は貴重だと感じさせられる。 フリー…

『ハーバーランドでつかまえて』レビュー:あなたも神戸が好きになる

『ハーバーランドでつかまえて』(JAM project、PC、2000年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 フリーの恋愛ノベルゲームの古典的名作として知られる本作。 関西出身者であれば、さらに胸に迫る作品ではないかと…

『世界終焉神話 MYTHOS 第一部』レビュー:たとえ完成せずとも意味はある

本記事は2019年に公開していた旧ブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 あるノベルゲームクリエイターの、開発から身を引く決断。 しかし作品自体は記憶の片隅に留めておきたいと当時から思っている。 反響が全く足りませんでした。 彼は最後のブログに…

『グッバイトゥユー』レビュー:殺人者への袋小路

『グッバイトゥユー』(沢山ソフトウェア、PC、2004年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 私が今でも完成を待っているフリーノベルゲームの筆頭。 とにかく本当に面白いので、未プレイの方はぜひ試していただきた…

『cubic3』レビュー:『グノーシア』スタッフがかつて制作した実験的なノベルゲーム

『cubic3』(グロビュール、PC、2005年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 テレビアニメ化も果たした、今や世界的ヒットの『グノーシア』を放ったプチデポット。その前身サークルによる作品だ。その斬新さは当時…

『たねつみの歌』発売直前! STUDIO・HOMMAGEの『国』シリーズ全作品レビュー

よくぞこの人を商業の舞台に連れて来てくれた―― その第一報を目にした時に、まず抱いた気持ちがそれだった。 tanetsumi.aniplex-exe.com 『ATRI -My Dear Moments-』『徒花異譚』『ヒラヒラヒヒル』を送り出してきたノベルゲームブランドANIPLEX.EXEが次なる…

『たねつみの歌』レビュー:家族愛を歌い上げた2024年を代表する国産ノベルゲーム

『たねつみの歌』(ANIPLEX.EXE、PC、2024年) 大きなネタバレはありませんが、プレイ後に読むことを推奨します。 『たねつみの歌』発売直前! STUDIO・HOMMAGEの『国』シリーズ全作品レビュー 選択肢なしノベルゲームの歴史概観――『たねつみの歌』序論とし…

『かまいたちの夜<誘惑編>』レビュー:原作者も絶賛した分岐シナリオ

『かまいたちの夜<誘惑編>』(睦月、PC、2003年) 本記事は2013年9月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 フリー・同人ゲームのひとつのジャンルとして定着している二次創作。 ノベルゲームの金字塔たる『かまいたちの夜』もその対象…

『天雨月都』レビュー:未完の秀作

『天雨月都』(project天月、PC、2003年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 残念ながら完結しなかった中にも、優れた作品はある。 それを伝えることも、フリーゲーム文化において大事だと思う次第だ。 フリーゲー…

『鴉の断音符』レビュー:鴉視点のクールなノベル

『鴉の断音符』(飼育小屋製作委員会、PC、2006年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 鴉が主人公の、自由をテーマにした一風変わった作品。 スタッカート・シナリオと称されたエピソードの連なりを堪能してほしい…

『いえのかぎ』レビュー:児童の権利、そしてクズの権利。この主人公だから成立したノベルゲーム

© 活動漫画屋 本記事は2018年5月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 この作品について、当時大きな議論が巻き起こったのを覚えている方も多いだろう。 あれから時が経ち、「表現の自由」にまつわる議論がさらに頻繁に交わされるように…

『あなたの命の価値リメイク』レビュー:フリーのノベルゲームの価値

『あなたの命の価値リメイク』(未来色原石、PC、2019年) 本記事は2019年4月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 作者は個人サークル未来色原石の浦田一香氏。当時から現在まで、いじめや児童虐待など一貫して独自のテーマの作品を作り…

『Collage』レビュー:鮮烈なスタイリッシュノベルゲーム

『Collage』(Homegorosi PROJECT、PC、2003年) 本記事は2013年9月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 これを初プレイした時の強烈な印象は忘れられない。 実は海外の著名ノベルゲームクリエイターも影響を受けたという。 ノベルゲー…

『少女と囚人のジレンマ』レビュー:選択の囚人となりて

『少女と囚人のジレンマ』(ステッパーズ・ストップ、PC、2002年) 本記事は2013年9月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 有名なゲーム理論をミニアドベンチャーテイストに仕立てた小品。 しかし小品とはいえ、その切れ味と毒はすさま…

『ずろうの棲処』レビュー:超視覚的ホラー

『ずろうの棲処』(キタユメ。、PC、2006年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 あの有名漫画のクリエイターが、かつてこんな作品を作り上げていた。 ぜひその才能の原液を体感していただきたい。 国を擬人化する…

『メルクリウスの青い砂』レビュー:同人の域を超えた大作SFアドベンチャーRPG

『メルクリウスの青い砂』(Studio F#、PC、2006年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 吉里吉里でここまで可能なのかと、当時大いに驚愕したものだった。 設定面も膨大な大作SFアドベンチャーRPGである。 サーク…

『ABYSS—殺人クラブ—』レビュー:暗殺者vs殺人集団

『ABYSS—殺人クラブ—』(Festival、PC、2009年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 ゼロ年代のトレンド要素を惜しみなく注ぎ込み、見事結実させた佳作。 そしてそのクオリティ以上に個人的な思い入れがある作品で…

『ゲームライズド・ノベル』シリーズレビュー:よみがえる古典

『瓶詰の地獄』(言ノ葉迷宮、PC、2005年)※原作:夢野久作 本記事は2013年10月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 著作権切れ名作のノベルゲーム化の中でも特にハイクオリティなのがこのシリーズ。 自分でも試したいという制作者がい…

『遠来』レビュー:異星少女とのハートフルコンタクト

『遠来』(Team NagiKaze、PC、2002年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 2002年当時としては驚くほどの総合度の高さ。 特にAIガールMIKANのキュートさは今も色褪せない。 2000年代、背景素材のやりくりに苦労す…

『氷雨』レビュー:高難易度の本格ミステリー

『氷雨』(チームゴルボンズ 村田、PC、2001年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 フリーのミステリーノベルゲームの中では有名作。 かまいたちテイストの推理作品をプレイしたいなら第一候補だ。 かまいたちの夜…

『ひとかた』レビュー:フリー伝奇ノベルの金字塔

『ひとかた』(お竜、PC、2001年)※画像は2003年のMP3版 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 2000年代初期を代表するループ系フリー伝奇ノベル。 シナリオだけでなく楽曲も非常に良質なことで知られている。 全ジャ…

『ある夏の日、山荘にて……』レビュー:定番&本格的な閉鎖空間ミステリー

『ある夏の日、山荘にて……』(三谷はるか、PC、2006年) 本記事は2000年代に公開していた自サイト記事の、微調整の上での再掲となる。 今までプレイしたフリーのミステリーノベルゲームの中でも特に印象深い作品。興味を持たれた方は、ぜひ初回は攻略サイト…

『忘れものと落とし物』レビュー:少年の中の少女

『忘れものと落とし物』(LANGuex、PC、2005年) 本記事は2013年10月に公開していたブログ記事の、微調整の上での再掲となる。 当時まだ珍しかった、プロのクリエイターによるフリーノベルゲームだが、ゲームならではの仕掛けが見どころだった。 『忘れもの…