アライコウのノベルゲーム研究所

ゲームライター・アライコウのノベルゲーム研究に関するブログです。

200選

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国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第93回『星の欠片の物語』

『星の欠片の物語、ひとかけら版』(メディアスケープ、2018年)※画像はPSVR版 発売元:自転車創業、メディアスケープ、フォージビジョン初出:2018年 VRゲームの発展は、2010年代後半におけるビデオゲーム最大のトピックのひとつだ。Oculus Rift、PlayStati…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第50回『やるドラ』シリーズ

『ダブルキャスト』(ソニー・コンピュータエンタテインメント、PS、1998年) 発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント初出:1998年 『NOëL NOT DiGITAL』で触れたように、1990年代後半には高品質アニメーションで楽しませるアドベンチャーゲームが…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第56回『Prismaticallization』

『Prismaticallization』(アークシステムワークス、PS、1999年) 発売元:アークシステムワークス初出:1999年 ループを題材にした作品は、ノベル・アドベンチャーゲームの花形のひとつとして2000年代以降に人気を博すようになった。その先鞭を付けたのはPC…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第48回『クロス探偵物語』

『クロス探偵物語 〜もつれた7つのラビリンス〜*1』(デジタル・トウキョー / プランプラン、SS、1998年) 発売元:デジタル・トウキョー / プランプラン、ワークジャム初出:1998年 シャーロック・ホームズを引き合いに出すまでもなく、魅力ある探偵はミス…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第53回『北へ。』シリーズ

『北へ。White Illumination』(ハドソン、DC、1999年) 発売元:ハドソン初出:1999年 優れたゲームには、人に行動を起こさせる力がある。 私はこの数年、何度も北海道旅行をしているのだが、そのきっかけは『北へ。』シリーズをプレイしたことだった。 タ…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第94回『東京クロノス』

『東京クロノス』(MyDearest、2019年)※画像はPSVR版 発売元:MyDearest、Sekai Project初出:2019年 VRの探索アドベンチャーゲームは『星の欠片の物語』が最良の方向性を示した。それでは純然たるビジュアルノベルタイプではどうか? その問いに答えたのが…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第34回『三毛猫ホームズの騎士道』

『三毛猫ホームズの騎士道』(アスク講談社、GB、1991年) 発売元:アスク講談社初出:1991年 1989年に任天堂から発売され、世界的ヒットとなった携帯型ゲーム機のゲームボーイ。このハードの初期ラインナップはいつでもどこでも手軽にプレイできるアクショ…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第71回『ラブプラス』

『ラブプラス』(コナミデジタルエンタテインメント、DS、2009年) 発売元:コナミデジタルエンタテインメント初出:2009年 コナミの恋愛シムといえば言わずと知れた『ときめきメモリアル』シリーズだが、彼らは2000年代末にもうひとつの代表作を世に放つこ…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 機種別目次

本連載の企画意図についてはこちら。 「国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選」の連載開始について 複数機種でリリースされた作品、シリーズもの、リメイク等がある作品については、初出の機種に基づく。コンソールとPCの同時期発売作品についてはコンソー…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第12回『J.B.ハロルドの事件簿』シリーズ

『殺人倶楽部(マーダークラブ)』(リバーヒルソフト、PC-9801、1986年) 発売元:リバーヒルソフト、アルティ初出:1986年 長くシリーズが続いた――それはあらゆるエンターテインメントにおいて、名作・良作と判定するのに有力な条件のひとつになるだろう。…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第13回『ジーザス』

『ジーザス』(エニックス、PC-8801、1987年) 発売元:エニックス初出:1987年 ノベル・アドベンチャーゲーム史のターニングポイントがあるとすれば『ジーザス』はそのひとつに数えられる――そういった論は少なくない。 『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第82回『428 封鎖された渋谷で』

『428 封鎖された渋谷で』(セガ、Wii、2008年) 発売元:セガ*1、スパイク、スパイク・チュンソフト初出:2008年 任天堂が2006年に発売した据え置き機のWiiは、従来とはまったく異なる形状のワイヤレスコントローラー・Wiiリモコンが最大の特徴だった。この…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第92回『十三機兵防衛圏』

『十三機兵防衛圏』(アトラス、PS4、2019年) 発売元:アトラス初出:2019年 突如街中に飛来した、大型の未確認物体。テレビキャスターが日常の終焉を告げ、人々が逃げ惑う中、この脅威に立ち向かおうとする13人の少年少女たちがいた。彼らは巨大ロボット「…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第1回『表参道アドベンチャー』

『表参道アドベンチャー』(アスキー、PC8001、1982年) 発売元:アスキー初出:1982年 日本のノベル・アドベンチャーゲームの歴史は、一冊の雑誌から始まった。『月刊アスキー』1982年4月号、その付録である年刊AhSKI!2号にて、国産アドベンチャーゲームの…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第2回『ミステリーハウス』

『ミステリーハウス』(マイクロキャビン、1982年)※画像はMSX版(1983年) 発売元:マイクロキャビン初出:1982年 この作品に触れるにあたっては、必ず最初に前置きが必要である。 1980年、アメリカの新興企業Sierra On-Line*1が発表した『Mystery House』…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第22回『メタルスレイダーグローリー』

『メタルスレイダーグローリー』(ハル研究所、FC、1991年) 発売元:ハル研究所初出:1991年 創立は1980年、ゲーム業界では老舗企業であるハル研究所。任天堂社長であった故・岩田聡氏が代表を務め、『星のカービィ』『スマブラ』シリーズを手がけた桜井政…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第47回『街 〜運命の交差点〜』

『サウンドノベル 街 -machi-』*1(チュンソフト、SS、1998年) 発売元:チュンソフト初出:1998年 群像劇というジャンルがある。個ではなく群、複数の主人公(一般的には3人以上)が共通ではなく別々のストーリーを展開させていく物語のことだ。 そのような…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第61回『アマガミ』

『アマガミ』(エンターブレイン、PS2、2009年) 発売元:エンターブレイン初出:2009年 現在KADOKAWAのブランドとして名を残しているエンターブレインは、さらにそれ以前のアスキー時代から多彩なビデオゲームや『RPGツクール』シリーズなどコンストラクシ…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第68回『逆転裁判』シリーズ

『逆転裁判』(カプコン、GBA、2001年) 発売元:カプコン初出:2001年 史上もっとも鮮烈なシステムを提示したアドベンチャーゲーム。そんな投票があるとしたら、『逆転裁判』シリーズは間違いなく上位に食い込むのではないか。 法廷バトル――従来になかった…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第91回『夏色ハイスクル★青春白書』

『夏色ハイスクル★青春白書』(ディースリー・パブリッシャー、PS4、2015年) 発売元:ディースリー・パブリッシャー初出:2015年 オープンワールド。一本道ではないマップをシームレスに移動し、自らの意思でルートや目的を決定できる――主にそのように定義…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第3回『スパイ大作戦』

『スパイ大作戦』(ポニー、1982年)※画像はPC-8001版 発売元:ポニー初出:1982年 徐々に発展していくコンピュータゲームの世界には、異業種からの参戦も決して珍しくなかった*1。 そのひとつとして名乗りを上げたのがポニー(現ポニーキャニオン)。音楽や…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第15回『探偵 神宮寺三郎』シリーズ

『探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件』(データイースト、FDS、1987年) 発売元:データイースト、ワークジャム、マーベラスインタラクティブ、アークシステムワークス初出:1987年 国産の代表的ハードボイルドアドベンチャーゲーム。ひとつがPC発の『J.…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第33回『ゆみみみっくす』

『ゆみみみっくす』(ゲームアーツ、MCD、1993年) 発売元:ゲームアーツ初出:1993年 これまで幾度か触れてきたように、CD-ROMはボイスと歌を実装可能にしたことで、アドベンチャーゲームにサウンド面で大きな進歩をもたらした。 やがて、テキストではなく…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第78回『ダンガンロンパ』シリーズ

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』(スパイク、PSP、2010年) 発売元:スパイク、スパイク・チュンソフト初出:2010年 ビデオゲームにおいて、裁判というワードは『逆転裁判』の登場以来、ほぼ常にこのタイトルを想起させるものだっただろう。そ…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第4回『ポートピア連続殺人事件』

『ポートピア連続殺人事件』(エニックス、1983年)※画像はPC-6001版 発売元:エニックス初出:1983年 『ドラゴンクエスト』シリーズのゲームデザイナーとして有名な堀井雄二氏の、出世作となったコマンド入力型サスペンスアドベンチャー*1。 フリーライター…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第18回『ファミコン探偵倶楽部』シリーズ

『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』(任天堂、FDS、1988年) 発売元:任天堂初出:1988年 『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』と『中山美穂のトキメキハイスクール』でアドベンチャーゲームにおいても存在感をアピールした任天堂が次に送り出したのは、少…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第19回『ドラゴンボール 大魔王復活』

『ドラゴンボール 大魔王復活』(バンダイ、FC、1988年) 発売元:バンダイ初出:1988年 もはや説明不要、日本が世界に誇る少年漫画である『ドラゴンボール』。原作者・鳥山明氏のあまりに早すぎる死去は記憶に新しく、世界中のファンのみならず要人までが偉…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第30回『ノスタルジア1907』

『ノスタルジア1907』(タケル、1991年)※画像はメガCD版(1991年) 発売元:タケル / シュールド・ウェーブ初出:1991年 タケル社のブランドであるシュールド・ウェーブが制作した『ノスタルジア1907』は、1991年4月にまずX68000用で発売され、その後メガCD…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第31回『ポリスノーツ』

『ポリスノーツ』(コナミ、1994年)※画像はPS版(1996年) 発売元:コナミ初出:1994年 『スナッチャー』で鮮烈なアドベンチャーゲーム体験を残した小島秀夫監督は、次の舞台にスペースコロニーを選んだ。『ポリスノーツ』は1994年、まずはPC-9821用にリリ…

国産ノベル・アドベンチャーゲーム200選 第57回『風雨来記』シリーズ

『風雨来記』(フォグ、PS、2001年) 発売元:フォグ初出:2001年 『みちのく秘湯恋物語』は旅ゲーというジャンルを開拓し、現実の土地と積極的にリンクさせる新たなアドベンチャーゲームの方法論を示してみせた。これを深化させたのが『風雨来記(ふうらい…