アライコウのノベルゲーム研究所

ゲームライター・アライコウのノベルゲーム研究に関するブログです。

論考・調査

評論系同人誌『Ghost Letters03』に寄稿

11月23日に開催される文学フリマ東京41にて、評論系同人サークルGhost Lettersの新刊『Ghost Letters03』が頒布される。 【告知】『Ghost Letters03』特集:『ヘブンバーンズレッド』小特集:TVアニメ『Summer Pockets 』特別企画:松山剛氏Long Interview …

選択肢なしノベルゲームの歴史概観――『たねつみの歌』序論として

「ノベルゲームだから、おもしろい」 ノベルゲームブランドANIPLEX.EXEが掲げるキャッチコピーである。その自負とともに送り出された作品たちはいずれも高品質で、このジャンルの愛好家たちの期待に応えてきたと言えるだろう。 そして2024年12月、最新作『た…

時代を先取りしていた? 対話型アドベンチャーゲーム『Law of the West』再評価論

『Law of the West 西部の掟』。 このタイトルを知っている人は相当なゲームマニアだろう。 1987年3月6日にポニーキャニオンから発売されたファミコン用コマンド選択型アドベンチャーだ。そのオリジナルは1985年にAccoladeから発売されたApple II、Commodore…

飯野賢治の幻のデビュー作?『十和田湖殺人事件』とは何だったのか

『Dの食卓』『エネミー・ゼロ』などで知られる夭折の天才ゲームクリエイター、飯野賢治氏(1970年5月5日 - 2013年2月20日)がまた話題に上ることが多くなった。 没後10年の節目で様々な特集記事が公開されてきたし、グラフィックなしのゲームとして話題を集…

『ポートピア連続殺人事件』PC版の発売月をランキングから推測する

はじめに AUTOMATONの調査記事 売上はいつランキングに反映されるのか ポートピアのランキング初登場 注意すべきランキングの集計期間 まとめ はじめに 昔のPCゲームは発売日が正確にわからないものが少なくない。 何月かまではわかっても日にちまでは特定し…

実は画期的で好評だった? 『ミシシッピー殺人事件』再評価論:後編

前編では『ミシシッピー殺人事件』(原題:MURDER on the MISSISSIPPI)の各機種の比較をし、オリジナル版が移植版より比較的優れており、システム的にも凝った作りであることを見てきた。 この後半では、『MURDER~』が発売されるまでのアドベンチャーゲー…

実は画期的で好評だった? 『ミシシッピー殺人事件』再評価論:前編

『ミシシッピー殺人事件』。 40代以上のゲーマーであれば多くの人が聞いたことがあるだろう。もっと若くてもレトロゲームが趣味で知っているという人や、なんとなくのイメージだけある人もいるかもしれない。 1986年10月31日にジャレコから発売されたファミ…